SMC-70 (6) アプリケーション

SMC-70はどちらかというとビジネス、業務用のPCとして販売された。発売時に用意されたアプリケーションソフトウェアも下記のカタログのようにワープロなどが中心であった。

SMC70SOFT

SMC-70 発売時のアプリケーションソフトウェア

ただ、当時すでに NEC, IBMなどがビジネス用には 16bit PCを出していたので、8bit で業務用というSMC-70は中途半端な位置づけであった。

 

過剰なまでに様々な周辺機器をほぼ自社で揃え、こだわりまくった SMC-70はソニーのPC業界への参入という役割を果たした。ビジネスとしては当然赤字だったと思われるが、この機種をルーツとする様々な用途の派生機種がその後数年にわたり展開された。それらの”SMC” の型番を持つ様々な後継モデルについては別途とりあげる。

SMC70System

工業デザインの視点でみると、SMC-70のデザインは、ベージュの箱型が大半であった他社のPCとは大きく異なった形状・構造で、今見ても古さを感じさせない。カラーモニターとして当時まだ一般的ではなかったトリニトロン管を用いたことは、後年、AppleなどPCメーカーほぼ全社にトリニトロンモニターをOEMで提供するビジネスの嚆矢となったと思われる。

 

SMC-70のため、開発、設計、製造、販売、サービス、というPC製品としてのライフサイクルの各段階の組織がソニー内で構築され、その体制は形を何回も変えながら現在まで継続している。

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