SMC-777 (1) 国内個人向けPC

SMC-70は8 bit PCでありながら発売時点で所属していた厚木の「情報機器事業本部」が業務用機器の部門であったので、ビジネス用として日米で発売されたが、中途半端な位置づけであったので、商業的にはうまくいかなかった。そこで、新たに日本のホビー用PCとして、急遽、後継機種 SMC-777が開発設計され1983年秋に発売された。これは、基本アーキテクチャは変えないで、拡張バススロットなどを廃止し、FDD一台のみを内蔵して小型化してコストダウンしたものである。

 

SMC777

SMC-777 (1983)

 

3.5” FDで提供されるアプリケーションソフトウェアを内蔵FDDで手軽に楽しめる、ということを特徴として打ち出すために、個人向けのアプリケーションソフトウェアが同梱された。、また、ソニーから3.5″FDのアプリケーションソフトが各種販売された。

SMC-70では FDを使うためには Digital Research社のOS CP/Mが必要で、これがディスク付きシステムのコストを高くしていた。 SMC-777用には CP/Mの一部のAPIだけソニーで実装したOS “Sony Filer” が開発され、このOSを各アプリケーションソフトのディスクにも書き込んでおくことで、アプリケーションのディスクから直接起動して使うことができた。コストダウンのため FDDが一台しかなく、高価なHDDは使えない当時の状況では重要な工夫であった。

SMC777 SonyFiler

SMC-777 同梱ディスクと SonyFiler 画面

 

また、グラフィックス、音楽、ゲームという、AVメーカーとしてのソニーのイメージにあった部分を強化するために、二つのハードウェアが SMC-70の基本機能の上に追加された。

 

 *ゲームに使いやすい大型の正方形のカーソルキー (ゲームパッド)

 * 4096色から16色を選択してグラフィックス表示できるカラーパレット(オプション)

 *3種類の音を同時に発生できるプログラマブル・サウンド・ジェネレーター

 

SMC777Pallette

カラーパレットオプション基板とデモ画像

 

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SMC-777 (1) 国内個人向けPC」への1件のフィードバック

  1. 当時は横40文字しか表示していなかったんですよね。
    今日は暇だったので、SMC70シリーズのキャラクタディスプレイの回路をFPGAで再現してみました。当時のスペックで作った後、解像度をWXGAまで上げて横160文字、出力をHDMIにも。しかし当時ARAMと読んでいたビットアサインが今ひとつわかりません。誰か教えてぇ。

    いいね

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