SMC-777 (5) Rassapiator / 777C

SMC-777はSMC-70とは違い、日本のハイエンドPCホビーストに受け入れられた。ただ日本市場で先行する NECとの差は機種数、販売台数、アプリケーションソフトの数などすべての面で圧倒的であった。そこで、強化策として派生機種 SMC-777Cが1984年夏に追加発売された。

SMC-777C カタログより (1984)

SMC-777C カタログより (1984)

 

SMC-777Cは以下の点がSMC-777から変更された。

 

*オプションであった 4096色カラーパレット機能が標準搭載。

*筐体の色を黒から白に変更。

*グラフィックス、サウンド、ゲームに焦点をあてたアプリケーションディスクを同梱。

 

価格は777から2万円アップで、777と両方がラインナップとして販売された。

 

新たにフロッピーディスク3枚で追加された同梱アプリケーションは以下のものである。 これらはSMC-777で打ち出された、映像、音楽、ゲームの三つの用途を強化するものである。 (当時はフロッピーディスクが梱包に入っているだけなので、現在のPCやスマホのようにメーカーが「よかれと思って」プリインストールした各種アプリがかえってジャマ、というようなことはなかった。)

 

*「グラフィックスエディター」

 320x200x16色 (4096色カラーパレット)の画面に様々な絵を描画するソフト。現在のWindowsのおまけソフト”Paint”と同様にオブジェクト管理、レイヤーなどはなく描画したあとは基本的にはドット単位でしか編集はできない。このソフトはSMC-70, SMC-777用にすでに別売で売られていたものを同梱。

*ミュージックシンセサイザー「ラッサピアター」

 キーボードを電子オルガンの鍵盤のように操作して演奏できる「オラン」というモードと画面上のシンセサイザーの設定を操作して音を出す「オシン」というモードがある音楽アプリ。

 

*「ストリッツ B.H. (ベーハー)」 宇宙船もののゲームソフト。

 

777CDisk1

SMC-777C  同梱 「グラフィック・ディスク」

777CDisk2

SMC-777C同梱 「ミュージック・ディスク」 「ストリッツ B.H. 」


“Stritz B.H.” プレイ動画


この中で「ラッサピアター」は大変ユニークなもので、シンセサイザーアーチストの神谷重徳に企画から開発まで依頼したものである。起動すると謎の仮面の人物が画面いっぱいに映るという意表をついたデザインであった。

 

 


このソフトが実際に動作している動画を下記でみることができる。

 


(Rassapiator ORANデモ)


(Rassapiator OSYNデモ)

 

Rassapiator メイン画面

Rassapiator メイン画面

 

SMC-777Cの発表イベントでは、ギタリストでもあった開発者の神谷重徳がSMC-777Cをストラップでギターのように肩から吊るして演奏したと伝えられている。このソフトの開発にあたってはソニー側の担当エンジニアがほぼカミヤスタジオに缶詰になっていた。

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