SMC-2000 (5) Hardware / Software

SMC-2000は基本的には IBM-PC/XTの互換アーキテクチャであるが、ビデオディスクの映像に重ねてスーパーインポーズするグラフィックス表示機能は独自の”HG” プレーンが追加された。これは当時のPC/XTの “EGA” と呼ばれる文字、グラフィックス機能とは独立のグラフィックス面で、高い解像度を持っていた。 “HG”プレーンは一般的な640×400  (16色)のモード以外に 672×496 (16色) のモードも持っていた。このモードではテレビ画面のブラウン管の端を越えた部分まで描画可能であった。(オーバースキャンモード) これは同時に表示するビデオ映像が元々オーバースキャンなので便利な機能であった。通常の用途のPCにはそのようなモードは無い。このHGプレーンは次の SMC-3000シリーズにも継承された。

SMC-2000-Plane

IBM-PC互換のCG面とソニー独自のHG面の2層のグラフィックスがあった。

 

SMC-2000-GRMode

SMC-2000のグラフィックスモード一覧

 

このHGプレーン用には NECの μPD7220というPC9801にも使われたコントローラーが採用され、ハードウェアによる描画コマンドを使うことができた。ソニーによるオリジナルの回路を付加して、円や直線などを8倍の速度で描画できた。

 

SMC-2000はユーザー側が教育素材 (Courseware)を開発する前提のシステムであったので、ソニーとしては基本的な開発環境しか提供しなかった。 専用のBASIC (SMC-3000の記事で後述)、 Lattice C 用のライブラリでビデオディスクとグラフィクスの操作ができた。また TimeArt社の LUMENA Paint というパッケージソフトが HG プレーンでのPaintができるように移植された。

 

この他に、より簡易に Coursewareを開発ツール (今でいう Script 言語)も検討されたが実用には至らなかった。 当時 CAI (Computer Aided Instruction)用には PLATOという言語がよく用いられていたがこれを移植するという話は進行しなかった。

 

VIEW-SystemDiagram

SMC-2000 回路構成 (日経データプロより)

 

VIEW-Front

いかにも業務用のベージュのシステム全体。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中