MSX (4) AV Creator

ソニーのMSXの中で異彩を放っているのが HB-F500(1986)やHB-F900 (1988)である。これらの機種はMSX2規格のモデルであるが、まだ販売中であったMSX規格の製品と区別がつくように、FDD 2台、 RAM 256K Byte などのハイエンド仕様で、箱型でキーボードやマウスが分離している「パソコン」っぽい形状であった。(前回、紹介した欧州でPCとして売られた HB-700Pも同じ設計である。)

 

hbi-f900

AV用ハイエンド MSX HB-F900 一式 (1988) http://usbsecretbase.michikusa.jp/hb-f900/ より

 

このうち HB-F900は、さらに専用の特殊インターフェース経由で、もう一つの箱である HBI-F900 “AVクリエイター”を接続すると、ビデオ画像の静止画取り込み、ビデオへの字幕挿入、クロマキー処理、モザイク処理、オーディオのミックスなどをすることができた。業務用のSMC-70G, SMC-3000Gの機能の一部を家庭用で実現している。

hbi-f900_front

HB-F900の上に乗せてつかう”AV Creator”. ビデオのエフェクトと音声のmixのためのスイッチやスライダーがカッコいい。 http://usbsecretbase.michikusa.jp/hb-f900/hbi-f900.html より

ただし、これでビデオに字幕などをいれて編集するためには、2台のベータかVHSのデッキを用意して、手操作で、再生デッキの操作と録画デッキの操作を行いながら素材をつないでいかないといけない。 ある程度自動化されている業務用より、さらに面倒な作業であったと思われる。また、2台のビデオデッキとエフェクターとの映像信号の同期も家庭用機器ではかなり精度が低く映像の乱れなどもあったのではないかと思う。

 

 

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MSX (4) AV Creator」への1件のフィードバック

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