CD-ROM(8) PlayStation とスーパーファミコン

1991年に、ソニーは Nitendoのスーパーファミコン(1990) にCDROMをつけたゲーム機を試作した。これは1990年発売のスーパーファミコンの音声処理の部分をソニーが一部担当したことをきっかけに2社間ですすめられたプロジェクトであったが、商品化にはいたらなかった。 (この経緯については Wikipediaに書かれている。) このとき、任天堂は急遽ソニーとの提携を中止して、Philipsと組むことを発表している。これが、Philipsの CD-Iのタイトルの中に Mario, Zeldaなど任天堂キャラクターを使ったものがあることの原因だと思われる。

Nintendo-Super-Famicom-Set-FL.png

任天堂 スーパーファミコン

Sony-SFC

幻の CD-ROM付きソニー製スーパーファミコン 試作機 (1991年) http://gigazine.net/news/20150706-snes-playstation/ より

 

 

Playstation という名称はこの頃から使われていたらしい。 NEWSなどの Work Station に対抗して “Play” Station なのである。

当時、任天堂のスーパーファミコンは大ヒット商品で、任天堂は他社ブランドのゲームであってもゲームカートリッジ (ROMカートリッジ)の製造と販売を独占的にコントロールして利益を上げていた。どんなに大ヒットしたゲームでも任天堂がカートリッジの製造キャパシティを割り当ててくれないと売上が増やせない構造であった。

この状態でCD-ROMによるゲーム出版を可能にすると、その部分での支配力を任天堂が失ってしまうことを同社は危惧したといわれている。

久夛良木健など、そのプロジェクトのソニー側関係者が後に1994年に CD-ROMをゲーム媒体とする Playstationを開発し発売する。結果として、ソニーのCD-ROM利用製品で最大のヒット作となった。

PSX-Console-wController

PlayStation (1994年)

以後、ソニーは 光ディスクメディアが CD , DVD, BD と進化するのと同期するように PS2(2000年), PS3(2006年) を発売している。 PS2, PS3は各世代のディスクドライブ製品としても圧倒的な販売台数であった。PS4(2014年)に新しいディスクメディアが採用されなかったのは時代を反映しているといえよう。

 

一方、任天堂はスーパーファミコン CD-ROMの件がトラウマになっているのか、その後の Nintendo 64(1996年)では ROMカートリッジ、 GAMECUBE(2001年), Wii (2006年), Wii U (2012年)では DVDに似ているが互換性がない独自の光ディスクをソフトウェア媒体として採用している。

 

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CD-ROM(8) PlayStation とスーパーファミコン」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: General Magic / MagicLink (5) 開発スタート | Good Old Bits

  2. ピンバック: General Magic MagicLink (13) その後の Magic, DataRover | Good Old Bits

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